2012年8月9日木曜日

PubMed検索ってどうやればいいですか? ステップ1:PECOをつくる

COREジャーナルの立ち上げで,最大の課題だった文献検索。

「メタ解析などのレビュー論文では,検索式を作って検索しているみたい」
「検索式ってなに?キーワードをいれるだけじゃだめなの?」
「記号っぽいものがたくさんついてるよ。だから「式」なんじゃない?」

無理無理,ぜったい無理。

ということで,編集委員の名郷直樹先生に,文献検索の基本を教えてもらうことにしました。
PubMedのClinical Queriesという機能をつかえば,自動で検索式を作ってくれるとのお話に,一同,ほっ。COREジャーナルに,Clinical Queriesはなくてはならない機能になりました。

検索に入る前に,先生に教えていただいたこと。

ステップ1 真っ先にClinical Questionを整理し,自分が何を調べていくのかを明確化する
そのために,Clinical Questionを「PECO(ペコと読む)」という形式に書き出してみましょう。
  • PはPatients 患者
  • EはExposure 暴露(介入)
  • CはComparison 対照
  • OはOutcome 結果
の頭文字です。

「糖尿病に対する厳格な血糖管理の効果は?」というClinical Questionなら,
  • P 2型糖尿病
  • E 薬剤による厳格な血糖管理
  • C 標準治療
  • O 失明,人工透析への移行,心筋梗塞,脳卒中,死亡
という感じです。

↑こうやってPECOにすると頭の中が整理されて,ちょっと前進した気分です。
"O"の設定には,かならず『真のアウトカム』を含めることも,ポイントだそうです。血糖値などのサロゲートアウトカムを評価した臨床試験の結果は,死亡などの『真のアウトカム』を評価した臨床試験で覆ることが「本当に良くある」そう。

いまだから言っちゃいます。この時点では私たち,「PECOにすると理解しやすくなるけど,そこまで重要?なんか手間もかかりそうだし・・・」と思っていました。

しかし,このPECO,PubMed検索をやってみると・・・ほんとうにすごいんです。PECOがなければ,行き当たりばったりの適当な検索を繰り返してしまっていたに違いない。
PubMed検索については,次の更新でご紹介する予定です!

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