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2012年8月27日月曜日

PubMed検索ってどうやればいいですか? ステップ5:予後や副作用について知りたいとき

Clinical Queriesでの検索にも慣れてきた,と感じてきたのもつかの間,「どうしても疑問に合う文献がみつからない!!」ということが出てきました。

しょうがなく,Clinical Study Categoriesの『Scope』を,narrow(漏れがある可能性はあるが,適切でない文献は少ない)から,broad(適切でない文献が含まれる可能性はあるが,漏れは少ない)に変えて,ひぃひぃ言いながら膨大な数の文献リストと格闘していました・・・。アブストラクトを読むだけでも膨大な時間がかかることもしばしば。

これではいかんと,あるとき名郷先生に相談すると,

「これは,『Category』をTherapyではなく,Etiologyか,Prognosisを使うべきです」

と教えていただきました。

「え・・・?カテゴリー? 何でしたっけそれ。」 あろうことか,編集部ではいつもClinical Study Categoriesの『Category』を“Therapy(治療)”にしていたまま,検索を行っていたのでした。『Category』を,よくよく見てみると,確かにほかにも

  • Etiology(病因,副作用) 
  • Diagnosis(診断) 
  • Prognosis(予後) 
  • Clinical Prediction Guides(臨床予測指標)
というフィルターが並んでいました・・・。
  
早速,試してみました。例えば,糖尿病患者で,アスピリンを投与された方の重大な出血の頻度は? という疑問の場合,フィルターは“Therapy(治療)”よりも“Prognosis(予後)”にしたほうが,検索がうまくいくことがわかりました。

画面左中央の『Category』で,フィルターが選択できます

「疑問の種類によって,求めるエビデンスの種類も異なる」

ということを考えもしていなかったのです。例えば,“予後”に関する疑問を検討する場合は,RCTより,むしろコホート試験が適しているそうです。

これ以降,編集部では挙げられた疑問の種類が “治療”についてのものなのか,それともそれ以外の “診断” ,“予後”,“副作用”なのか・・・?についても確認しながら検索するようにしました。

ということで・・・ ステップ1,2,3,4,5の5回にわたり,Clinical Queriesを用いた検索の基本を紹介してきました。でも実際にやってみると,そんなにすんなりとはいかず・・・,名郷先生には何度もお世話になりました。今後,「困ったときの解決法」についても紹介していきたいとおもっています。次回は第一弾として,MeSH termについてご紹介します!


「予後」について検討している本誌記事【PDF全文】はこちら 
no.3 2013 春夏号

「予後」について検討している本誌記事はこちら 
no.5 2015 春夏号
  CQ 3 肥満症に対する外科治療の効果は?

no.2 2012 秋冬号 

2012年8月22日水曜日

便利機能:MY NCBIに検索式を保存しよう

検索式を作ったら,その検索式を保存しておきたいですよね。
メモ帳にメモしていっても良いのですが,PubMedを運営する米国国立生物工学情報センター(NCBI)が,検索式を保存し,検索結果のアップデートを定期的にメール配信してくれるサービスを行っています。

画面右上の「MY NCBI」をクリックし,


左下のブロックの"Register for an account"からアカウントを作成します。

ログインしたうえで,保存したい検索結果の画面を開き・・・,



検索窓の下部にある"Advanced"をクリック!

"History"のSearch #をクリックし,プルダウンメニューの最下部にある"Save My MCBI"を選びます。
(Historyでは,ブラウザを立ち上げてからの履歴が残ります。うっかりSaveし忘れても,ここをみればOK!履歴どうしを掛け合わせたAND検索,OR検索,またはNOT検索などもできます。)
適当な名前をつけて"Save"をクリックすると,
(あとから見てもわかるように,わかりやすい名前をつけておくとよいですよ~!)

保存完了!

メールで検索結果のアップデート情報を送ってもらう場合,そのスケジュールを設定することもできます。

COREジャーナル編集部もこの機能を使って,定期的にアップデートを確認しています!とっても便利なので,是非使ってみてください。

以上,MY NCBIへの検索式の保存についてでした。